発酵通信(よこて発酵文化研究所ブログ)
「う~my味噌を作ってみそ!手前味噌樽開き教室」開催
12月6日(火)、大雄小学校において「う~my味噌を作ってみそ!手前味噌樽開き教室」が行われました。
この事業は、横手市が子どもたちに食を通じて、横手の新たな魅力の発見や農業の大切さ、愛郷心を育むため、食農プログラムを作成し、体験してもらうものです。今年度は、大豆をテーマに味噌作りや発酵食品について大雄小学校の6年生に学んでもらっています。
樽開き
今回は、6月30日に生徒自身で樽に仕込みを行ったお味噌を開封して味見するもので、毎年当研究所がサポートをさせていただいています。今回は保護者の方も同伴で体験してもらいました。
まずは、市の食農推進課から概要説明がありました。
当研究所多賀糸所長よりディフェンシン味噌や味噌についてのお話を織り交ぜながら挨拶がありました。
本日、サポートを担当する5軒の研究所メンバーの味噌屋さんの紹介がありました。
会員の新山さんより、今回仕込んだ味噌やよこての味噌の特徴などにお話していただきました。
その後、各班が仕込んだ樽をお味噌屋さんにサポートしてもらいながら開封していきます。
匂いを嗅いでみたり、色を確かめたりしながら味噌の発酵具合を確かめいきます。
味噌の試食
さて、いよいよ6班で仕込んだ味噌を試食していきます。初めは、どの味噌がどのグループで仕込んだものか分かりません。試食してみて、後でどのお味噌が美味しかったかを投票してから明かすという趣向です。
6個分の味噌が取り分けられたトレーには、生のキュウリも一緒です。スプーンで直接食べてみたり、味噌を付けて食べたり、それぞれの出来具合を比べてみました。親御さんや友達とワイワイ言いながらの楽しい試食タイムです。
「味噌を使ったレシピコンテスト」結果発表
試食タイムを挟んで、「味噌を使ったレシピコンテスト」の結果発表が行わました。
優秀賞は2名、最優秀賞1名が発表されました。
賞状授与と記念品としてディフェンシンが2個贈呈されました。
受賞した皆さんからは、このレシピを作ってきっかけや苦労した点など簡単に発表してもらいました。
各班で造った味噌の味比べ、答え合わせ
最後はいよいよ試食した味噌がどのグループのお味噌かの発表です。
美味しかったと思う味噌には挙手で答えてもらいます。
発表される度にため息や歓声が上がり、作った皆さんの気持ちが伝わってきます。
代表して味見した感想を3人の生徒さんに発表してもらいました。
今回仕込んだ味噌は、1kgづつ各家庭で持ち帰ってもらいました。
自分たちで造った味噌ですので、大切に食べて発酵食品の良さを実感してほしいものです。