発酵通信(よこて発酵文化研究所ブログ)

横手市大雄小学校で「手前味噌作り教室」が開催されました

令和7年6月25日(水)、横手市大雄小学校で「う~my味噌を作ってみそ!」手前味噌作り教室が開催されました。

これは、食農体験プログラムの一環として毎年6年生を対象に行われているもので、今回は27名が参加しました。体育館を会場に4~5で6班に分かれて手前味噌づくりを体験しました。

作業をサポートしていただく、当研究所のこうじ屋さんと七尾副所長(右から2人目)

初めに当研究所、多賀糸所長より挨拶がありました。

次に食農推進課 松井課長よりあいさつがありました。

作業の前に高橋麹店の高橋さんより全体の流れを説明していただきました。

まずは樽に新聞紙とビニール袋を敷いて準備します。

大豆のほとんどは予め、こうじ屋さんが潰してくれていますので、残りを生徒たちで潰して加えていきます。

自分たちでつぶした大豆と全体をよく混ぜ込んでいきます。
同時に固まったこうじも少しずつほぐしながら混ざりやすくしていきます。
子どもたちにとっては力のいる大変な作業です。
周りの大人に手伝ってもらいながら、声を出しては休憩して頑張っていました。

次は、いよいよ樽に詰めていきます。
ここからがとても重要です。

こぶし大の塊にして底に思い切り投げ入れたりと工夫しながら作業していきます

大豆とこうじを混ぜたものを空気が入らないよう丁寧に詰めていきます。
空気が入ってしまうと、黒ずんで美味しくなくなってしまいます。

丁寧に押さえながらならしていきます。

きれいにならしました

作業も最終段階です。

すべてのこうじと大豆を樽に詰めたら、樽のふちに付いた粒などをアルコールを吹きかけながら丁寧に拭き取っていきます。

しっかりと空気が入らないように押さえて、塩で重しを入れ蓋をします。
新聞紙で蓋をくるんでさらに紐でしっかりと結びます。

自分たちで作ったお味噌とわかるように名札を書いて貼って終了です。

12月の樽開きには、このお味噌の試食会が開かれます。
それまでは各こうじ屋さんが大切に保管していただきます。
自分たちで作ったお味噌の味、どんなものか楽しみです。